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ThinkBigger式|ビジネスモデルって実際どうやって作るの?試してみた

悩んでいる人

ビジネスモデルって実際のところどうやって作るかイメージが湧かない…

この悩みに関して、

そうですよねぇ、、自分も同じ悩みを抱えていました。

結局のところ、

「ビジネスモデルって何なんだ?」

というのが僕が副業というものを意識し始めた当初の感想でしたしね。

とはいえ、今では副業を初めてから数年は経っているし、
他の人に話せるくらいには詳しいだろうということで、、

今回は実際のビジネスモデルを参考にしつつ、僕なりに解釈してどういった感じでアイデアを出せばいいのか?
を紹介出来たらなと思っています。

ちなみになんですが正直なところ、

「この記事って需要あるのかな?」

と思ってこの記事を書いてます。

というのも、これはただ単に僕が語りたいだけの独りよがりな記事だからですね。(最近は結構自由にやらせてもらってます。)

本題に入る前に、
今回参考にさせていただく書籍を3冊紹介します。

本当に参考になりすぎる本なのでお世話になってます。

  • Think Bigger(アイデア出しに使う)
  • ブルーオーシャン戦略(戦略と戦術を学ぶ)
  • ビジネスモデル図鑑(実際のビジネスモデルを参考にする)

です。

もし、ビジネスモデルづくりやアイデア出しに関して興味を持ってくれた方は、手に取ってみることをおすすめします。
ほんとに分かりやすいです。

記事で得られること

  • ビジネスモデルって?
  • ビジネスモデルの作り方
  • 考えた案を実現するには?

実績と信頼性

念のためにご注意いただきたいのは、
あくまでも本記事の内容は僕個人の独断と偏見でしかありません。

なので、「自分ならこう考える」といった意見は必ず出てくると思います。

ご自身の副業やビジネスで同じことをする際には、

そういった自分自身の意見こそが重要なので活用してみてくださいね

基本的な考え方|世間でビジネスモデルと呼ばれているモノは成功例

本記事では冒頭でも紹介した本3冊をもとにビジネスモデルを一緒に考えていくというコンセプトになってますが、

  • Think Bigger
  • ブルーオーシャン戦略
  • ビジネスモデル図鑑

中でも「ビジネスモデル図鑑」は今までになかった斬新なアイデアで成功した事例を多く紹介しています。

この本に限った話ではありませんが、

注目されるものや紹介されるもの、話のネタになるのは基本上手くいった事例であることが多いです。(失敗事例を紹介した本ももちろんありますが)

つまり何が良いたいのかというと、

ビジネスモデルは最初から成功するといった確信があって創られたものではなく
初稿のプロトタイプからブラッシュアップを重ねていき徐々に成果が生まれてきて、注目されて、ビジネスモデルと言われるまで美しく整った設計になっていったということです。

たかいち

ブログもそうです。投稿した後に何度もリライトを重ねます。

なので、

自分で初めて考えたビジネスモデルを成功に導いて”ビジネスモデル”と呼ばれるまでに至るには、
そのアイデアを検証していくほかありません

今回は、ビジネスモデルの考え方を僕なりに紹介しますが、
際してはじめに断っておくことを述べますね。

いわゆるビジネスのフレームワークは無視する

ここから早速独断と偏見です。
異論は認めます。ただ、ご自身の糧にしてくださいね。

良くあるビジネスのフレームワークですが、基本的に考慮しないで進めていきます。

ただし、紹介した書籍にあるフレームワークは例外です。

というのも、

単に僕がこの手のフレームワークに対して詳しくないというのが第一にありますし、
一番最初は書籍で紹介されている考え方だけで充分だと思ったからでもあります。

※100を知って行動に移すより、10を知って行動に移す方が行動の中で10を100にしないといけなくなるので、その過程で得られるものが最初の100より情報の質が高いことが多いのと、記憶に定着している可能性が非常に高い。但し罠があって、ただいたずらに行動すればいいわけではない。”仮説を立てる”ことを意識しながら軌道修正をおこなっていく必要がある。

たかいち

この記事の読者に伝えるという目的も果たせそう

ビジネスモデルは初稿(プロトタイプ)は未完成であることが大前提と述べました。

つまり、初稿を作った後に検証を繰り返して改善していった結果、考えた案が成功にたどり着くと思います。

改善の過程の中では、別のフレームワークを途中で挟むこともあるかもしれません。

それはOKでしょう。

ただ、初稿の段階ではあくまでも3冊のみで絞って土台を作っていきます

検証が前提とされた案であること

今回は「作品を創作して販売する(物販)」といったゴールをあくまでも例として、
アイデア出しの方法を書籍に沿って解説していきます。

また、前提として僕はその作品を作る根本的なスキルが無いものとします。
あくまでも協力して作っていくという感じですね。

この時に重要なのが、

作った案が検証可能であるということ、つまり実行してブラッシュアップが可能であるかということです。

例えば計画の段階でどう頑張っても自分の今の力では実行が困難なステップを入れてしまうとその先に進めません。

なので、自分の手の届く範囲内での行動計画に分解するようにして対応していきましょう。

たかいち

今は難しくても将来的に可能になるってことはありうるのでね。

考えるときはノートとペンと一人になれる時間を

後に紹介する「ThinkBigger」というアイデア出しの方法を細かく解説した書籍がありますが、

本書では、アイデア出しの際には基本一人でといったスタンスを取っています。(また、紙にペンで書きだして思考を整理しながら考えるという基本的な部分に関しても触れています。)

もちろんほかの人と関わって意見をもらうといった過程も中にはありますが、
基本は一人でアイデアを出します。

クリエイティブなアイデアというのは、
案がもう出ないという段階まで追い詰める覚悟で出して、ようやく生まれるものらしく。

(ThinkBiggerでは爪楊枝の新しい使い方を数分間考えるという例で紹介されている)

一人が時間をかけて頭を使う中で、
色んな知識の組み合わせが脳内で出来上がってアイデアになります。

時間をかけるほど斬新な発想に繋がると述べられています。(一定数出たら打ち切る)

だったら複数人で時間をかけてアイデア出しをしたらいいじゃん、

と思うかもしれません。

ですが、多くの人の意見を出し合う環境では当たり障りのないアイデアしか出ません。(集団浅慮におちいると指摘されている)

たとえグループで時間をかけて熟考したアイデアを選ぶとして、
複数人とアイデア出しを行っていると、

「ホントはあっちの案が良いけど…」

と思っていても同調してしまって自分の意見を言えない、
もしくは他人のアイデアに流されて似たアイデアしか出ないなど、

斬新さに欠けてしまうといったデメリットがあります。
はじめから他の人と、、
というのはアイデア出しという作業には不向きだそうです。

※参考までにですが本書の著者であるシーナ・アイエンガー教授のインタビューでもブレインストーミングについて言及しています。(→参考:「『最高のアイデア』はこう作る」コロンビア大教授が発見、ブレストより効果的な「発想を生むツール」(シーナ・アイエンガー/選択の科学/THINK BIGGER/企画/マーケティング

アイデア出し|ThinkBiggerに沿ってビジネスモデルを考えてみた

本書で紹介されているアイデア出しの方法に沿って
僕なりにアイデア出しを行っていきます。

分かりやすくステップごとに紹介していきますね。

  1. 課題を選ぶ
  2. 課題を分解する
  3. 望みを比較する
  4. 箱の中と外を比較する
  5. 選択マップ
  6. 第三の眼

今の段階では、これらが何を意味するのか謎が多いと思いますが、

この本はほんとに凄い、
アイデア出しという作業を体系的に理論立てて説明しきっている

だからこの書籍を紹介したし、

これ一冊あれば今後のアイデア出しの基礎になるから、
発想という分野に対するベースが仕上がると思います。

もちろん、本格的にやりたい人はこの書籍を購入することをおすすめします。

たかいち

ホントに何度も読み返した、付箋で本の厚みが変わるくらいに…

本記事ではあくまでも僕が実践してそれを参考に可能な限り齟齬が生まれないようにお伝えするといったものです。

100%この書籍を活かせているのかと言われると到底及びませんし、恐れ多いです。(正直100%の内容をここに書いちゃうと別の問題も発生しますしね。)

というわけでよろしくお願いします。

課題を選ぶ

まずは課題選びです。

何を成し遂げたいのか?といった部分を探っていきます

たかいち

実はこれが一番難しい…

なぜ難しいのかというと、
この課題というのは”正しい課題”であること(解決する必要性がある課題)

であるのと同時に、達成することで人生に大きなインパクトを与えつつ、
かといって実現が困難じゃない課題を選ぶ必要
があります。

…んー。と思うかもしれませんが、

生物学者の利根川進さんの示唆に富んだ発言からも分かります。

いくらいいアイデアがあっても、それを可能にするテクノロジーがなければ絶対にできない。
だけど、みんなこれはテクノロジーがなくてできないと思っていることの中にも、そのときアベイラブルなテクノロジーをぎりぎりまでうまく利用すれば、なんとかできちゃうという微妙な境界領域があるんですね。

生物学者 利根川進(1987年ノーベル生理学・医学賞受賞)

ここで言うところのテクノロジーが無ければ絶対にできないというのは、
生物学者的な目線で語られてますが僕らの視点に置き換えることも出来て、

一見実現不可だろうと思われるものも、
その時アベイラブル(利用可能)なテクノロジー(リソース)を使えば何とか達成できる。。

つまり、

実現不可能に見えるけど、ホントは叶えることで大きなリターンを生むと分かっている課題(実現できないと思うくらいに困難だからこそ大きな見返りがある)でかつ、ギリギリ達成できるラインを選ぶと想像以上の成果を出せる。

そんなベストな課題を選ぶことが成果を出す上で重要だと述べています。

たかいち

パレートの法則と通ずるものがあります

***

さて、そんな”正しい課題”を見つけ出すために「ThinkBigger」は何を行うのでしょうか?

ここが「出発点」であると著書にて引用されていた言葉をここにも、、

問題を解決する時間が1時間あったら、問題を考えるのに55分、解決策を考えるのに5分費やしたい

理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン

やはり、達成したい目標を前にしたときに選ぶべき課題を考え抜くことがとても重要なんだというのが
アインシュタインの言葉からも分かります。

紙とペンを用意して自分の日常生活で達成したい課題を書き出します

朝に書き出して夜見返した時に、
これは緊急性の高い課題だと感じたものや重複する課題。

もしくは、純粋に関心のあるテーマに取り組むのでも全然OKとのこと、
毎日の生活で自分が大切にしていることはないだろうか?

僕は複数上げた結果、20代特有の野望に満ちた課題にたどり着きました。

「大きな利益をあげて人生のしがらみをなくして自由に生きたい」

軽く補足ですが、

課題の定義を怠ってはならない(このステップをないがしろにしてはいけない)と述べられています。

アインシュタインの言葉にもありましたが、どの課題を選ぶのか?が今後重要になってきます。

どうしても途中で思い浮かぶ”解決策”にシフトして行動を起こしてしまいがちになりますが、我慢です。
まだ見極められてない可能性の方が大きいですから。

また、誰も欲しがっていないものはイノベーションにならないというのも注意が必要です。

そして課題とは、誰かが欲しくても手に入れることが困難なものが課題となる

本書では、多くの人が求めていた発明品を創り出した例が紹介されていたが、
つまりそういうことですね。

課題の書き出しが終わってクリアしたい課題が見つかったら次は、
階層分析というステップに入ります

階層分析は、HOW(どうやって?)を問いかけます。
どうやったら実現可能だろうか?という部分ですね。

以下は例です。

(※UPは階層が上がって抽象度が上がっている。DOWNは階層が下がってより具体的に)

UP:人生のしがらみを無くして自由になるになるには?
UP:経済的、人間関係的にも良好な理想的な状態になるには?
Draft課題:「大きな利益をあげて人生のしがらみをなくして自由に生きたい」
DOWN:今なるべく早く利益を出すには?(金額問わず)
DOWN:物販で利益を出すには?←今回はこれにした

イメージですが、

こういった感じで階層にわけて抽象化と具体化を行って、
意味があるほどには大きく達成できるくらいには小さな課題(正しい課題)を見つけ出していきます。

見つけたら、次は情熱テストと呼ばれるテストを行います。

自分はこの課題を実際に解決できる?
自分はこの課題を本気で解決したいか?

と問いかけます。

これも、やってくださいと本書では述べられています。
情熱や熱意が無ければその問題に最後まで取り組むのは難しいからと。

たかいち

衝動的な感情は一時的なものの気がするのでここは最初疑問でした。なので、恐らくここで言う情熱や熱意は後に紹介する”望み”に直結するモノなんじゃないかなーと思ってます。(ビリギャルを観て触発された友達が一時的に勉強にやる気満々になってたけど3日も経たないうちにいつものように戻ってた)

課題を分解する

簡単に言うと、課題の分解というのは先ほど決まった メイン課題 を達成するために必要な サブ課題 のことを指してます。

先に分解した例を紹介します。

  • メイン課題:物販で利益を出すには?
    1. サブ課題:質を担保しながら原価を最小化するには?(バリューイノベーション)
    2. サブ課題:圧倒的な差別化を行うには?
    3. サブ課題:新規顧客の開拓を行うには?
    4. サブ課題:サブスクビジネスモデルにシフトさせるには?
    5. サブ課題:商品を作るほど利益ができる”仕組み”を作るには?

といった感じですね。

分解するときに参考にしたのが、7±2という指標です。
丁度 サブ課題 をこのくらいの数に収めると、上手く課題が機能して目的の メイン課題 を達成しやすくなると紹介されています。
今回は5つにしています

また、サブ課題の選出には経営において効果的な視点を盛り込むために
「ブルーオーシャン戦略 Blue Ocean Strategy」を参考にしています。

”バリューイノベーション”の部分なんかは特にですね。
コストを抑えながら質は維持しながら)、顧客にとっての価値を最大化するといった視点で強く推奨されていました

たかいち

この書籍はほんとにスゴイ、、一文一文に情報がずっしりとのっかっている感じ、読み返すほどに気づかされることが多い、、いい意味で文章のカロリーが高いと言いますか。
本書でもビジネスモデルを作るためのフレームワークが紹介されているため、こっちをメインにやってもいいと思います。ですが、今回は斬新なアイデア出しに特化したThinkBiggerをメインに考えていき、要所要所でブルーオーシャン戦略のフレームワークや考え方を盛り込む形をとって相乗効果を狙ってます。(ブルーオーシャン戦略の中にはそれこそ斬新なアイデアを出さないといけない場面こそ存在しますが、そのアイデア出しを成功させるのは自分次第といったスタンスです。一方ThinkBiggerは”アイデア出し”そのものに特化した書籍になるので今回組み合わせています。とはいえ、最終的に自分次第というスタンスはどんな書籍においても当然の在り方だと思います。どちらも素晴らしい書籍なので両方とも活かしましょう。)

また、この課題を分解するプロセスにおいて、

良く知られている有名なフレームワークが一刀両断されています。

ファイブフォース分析、MECE、SWOT分析、根本原因分析(RCA)、4つのP など

ただ、これらがダメと言っているのではなく、
ThinkBiggerで紹介されているアイデア出しの手法とはマッチしていなかったりすることがあるため、別の部分で使った方がいいよということでした。

***

課題の分解に関して更に追記です。

なぜこうやって分解するの?という疑問を解消しておきます。

~イノベーションの「発端」は凡庸~ というパートで
ジェフ・ベゾスがいかにしてあのAmazonを作ったのかが紹介されていますが、

彼が最初に考えた課題は、インターネットを通じてお金を稼ぐには? (階層分析前)だったと言います。
当時はインターネットが急成長し始めた時代でもあったため、ビジネスに使ったら莫大な利益を産むだろうと考えられていました。

最終的に彼の頭に残ったのは、ネット経由で消費者に直接商品を届けるには?(階層分析後) というものでした、
後にここをベースに課題を分解して サブ課題 を作り出しました。

ネットが割安で安全性も高く価値があるものだと分かってもらうためにはどんな商品が必要だろうかといったサブ課題から始まって、
競合他社の欠点は何だろうか?といった第三者視点まで視野を拡げて問題を見つけて、それらを達成することで最終的にインターネットを使って稼ぐことに成功しました。

補足ですが、

この事例にもある通り第三者視点、”課題の外側”にいる人たちの考えを汲みながら課題を分解することが推奨されています。

内側にいる人たちだけで考えると、専門性は高いものの視野が狭まるからですね。

また、課題を分解するプロセスでそれっぽい解決策が見えてくるが、
それらはまだ本当の解決策ではないということも知っておく必要がありますね。
方向性が見えてくる程度に捉えておく必要があります。

当ステップは作ったサブ課題の8割を解決したらメイン課題が達成できるよねという部分をゴールに進めていきましょう。

望みを比較する

少しなじみのないプロセスに感じたというのが僕の率直な感想ですが、

理由を知れば、

たかいち

必要じゃん

と思えるステップです。

具体的には一度立ち止まって、どういった”望み”があって今の課題をクリアしたいのかを考えます

また、自分だけでなく自分以外の望みも比較します。

  1. あなた(イノベーションを起こす本人)
  2. ターゲット(イノベーションの対象者)
  3. 第三者(協力者・競合相手)

僕は今回 メイン課題「物販で利益を出すには?」を選定しているので、

これを選んだ僕はどういった望みがあってこれを選んだのか?を紙に書き出します

※何度も言いますが文字に起こすことを推奨している。思っている事を言語化することは創造的なプロセスだと。

その次は、イノベーションの対象者、今回は物販の対象になる相手なのでお客様は何を望んでいるだろうか?を考える

最後に第三者ですがここまでくると分かると思いますが、物販に対して知識を持っている協力者、同じ目標を前にしている競合他社です。

たかいち

ちなみにでですが、、第三者はしっかりと協力者と競合相手両方の望みを比較した方が絶対にいいです。今の課題に対して新しい視点が入ります。やってみると分かりますが、イノベーションの対象者(お客様)の望みを掘り下げていく過程でも予想してなかったニーズが見つかることがあります。第三者ときたら凄いですよ。「あれ?ここでも利益発生するんじゃね?」といった気づきが生まれたりします。

ここで、最初の疑問の部分に立ち返りますが、

なぜこのように望みを比較するのだろうかといった部分。

僕も懐疑的だったと述べました。
でも、納得するに至った理由は以下です。

人は自分が思っている以上に感情で行動している。
叶えたい夢や達成したい課題に関しては特に。

といったメッセージですね。(この通り書いてたわけじゃなくて僕がこう解釈した)

ホントは以下のように書かれていました。

優れた分析的判断を下すためには、感情を排して論理的に考える必要があるのでは?
それは大間違いだ。あなたがどんな状況にいる誰であれ、
あなたの望みは、あなたが行うすべての決定に影響をおよぼす。

心理学者 シーナ・アイエンガー 著書:Think Bigger - p186,187

心理学者であること以前に、僕たちの経験則上でも合致する部分がある気がしました。

本書ではMicrosoftの創業当初のビル・ゲイツとポール・アレンの物語が書かれています。

さすがに本編は省きますが、彼らも最初から大成功することを予見していたのではなくて、立ち止まって自分たちの望みのままに行動した結果選択した道で成功したと著者は述べています。

僕も彼らに習って以下のように望みを書き出してみました。

  • あなた:しがらみを無くして自由になりたい
  • ターゲット:可能な限り良いものを安く買いたい
  • 第三者:(協力者)次の仕事に繋がる契約を取りたい(競合相手)他の会社より売り上げを取りたい

ここでのポイントは

悩んでいる人

あれ?稼ぎたいっていうのが望みじゃないの?

といった部分。

実はこれ僕も最初は”稼ぎたい”が望みだと思ってました。
でもこの本でビル・ゲイツの話がされていましたが、彼は最初同じく”稼ぎたい”といった望みのまま走っていたが、会社を設立して行動していくうちに別の望みを追求していたとも書かれています。

ゆえに、最初に考えた望みである稼ぎたいはあくまでも手段でしかなく、本来の望みはもっと根本的な部分に行きつくということです。

なぜ稼ぎたいのか?

そう聞かれると考えさせられますよね。

たかいち

自分の価値観は何だろうか?みたいなものです。

いくら達成したい目標があったとしても行動の指針にある望みを理解していないと達成できないし、

ThinkBiggerのプロセスで言うなら、解決したい課題があってその解決策を誰かに説明されたときにしっくりこないという経験があるなら、
その案が自分の望みに沿っていないから。

このプロセスは、想像で書いても良いけど、実際にインタビュー形式でターゲットや第三者に聞いてみることを推奨しています。

たしかにリアルな声が聴けるのは確かですね。

***

更に続きがあって、

それぞれの望みが書き出せたら、全体像スコアと呼ばれるものを作り上げます

たかいち

このステップでやることの最後の部分

やり方は簡単で、(深い内容は本を読んで欲しい)

全体像スコアはサブ課題を達成するための”解決策”が、
3方の望みにどれだけ沿っているのかを視覚的に数値化します。(1~6で点数をつける)

例)新規顧客の開拓というサブ課題の場合、解決策に複数のプラットフォームに出品してみるというのを考えたとする。その時解決策は3方の望みにはどのくらい沿っているだろうか?を考える。

この作業を行っていると、実際の自分の感情にそった解決策の軌道修正ができるようになるので後のステップで役に立ちます

本当に解決したい課題に取り組めているのか?
解決策は自分の望みに沿っているのか?

迷った時はここに戻って採点するようにしましょう(何度戻ってきてもOK)。

ちなみにインタビューが厳しいよという方は、
AIなども活用しながら自分にない視点を取り入れるという意味では有用な手段だと思います。

箱の中と外を比較する

「探索」と呼ばれる行動をやっていきます。

課題を達成するため”斬新”なアイデアを創るために
最も重要なプロセスと言っても過言ではないステップです。

たかいち

一番時間をかけたと思います

ただし、やることは非常にシンプル。

他者の成功事例を探す > 組み合わせた事例からアイデア出し

で、この時のルールというのが、

※箱の中だけ(同業種の事例)だけじゃなく箱の外(別の業種の事例)も混ぜる
※成功事例に絞って探索する。その中から上手くいく組み合わせを使って解決策を考える

なぜ、このようなやり方をするのかザックリと説明すると、

このマトリクスを採用していく企業の多くが業績アップしているというのがまず一つ、
次に領域外の事例を盛り込むことで今までになかった発想で業界のあり方すらも一新するようなアイデアの発掘に繋がるからというのが大きな理由ですね。

では、

組み合わせて解決策を見つけるために必要な「選択マップ」の作り方の例を紹介します。

選択マップのイメージ(参考:ThinkBigger - P240)
たかいち

ほんとは僕はノートに付箋を貼って手書きでやってます

ステップにすると以下の通り

  1. メイン課題とサブ課題を書きだす
  2. サブ課題1つに対して5つの先行事例(成功した戦術)をそれぞれ書き出す
  3. そのうち2つは領域内、3つは領域外の先行事例を書き出す

領域内と領域外に関してさらに詳しくすると。

今回の僕の例はサブ課題「新規顧客の開拓を行うには?」というビジネスにおいて結構重要な課題をあげています。
では実際に物販の領域内ではどのような戦略を取ったのでしょうか?

Amazon:今まで本は書店に行って購入するのが一般的だったが、ネットを通じて購入しても書店と同じものが届く、しかも割安ということをユーザーに印象づけて新規顧客の獲得に繋げた。後にエブリシングストア(なんでも買える店)に発展。

ニトリ:家具は店頭で商品をみて購入するのが一般的だったが、アプリの導入によりECサイトをメインに使うユーザーにもアプローチした。

正直スケールも全く違うから参考にならないと思われるかもしれませんが、

選択マップで重要なのは後にこれらの成功事例(戦術)を組み合わせることにありますから問題はありません。

ネットで調べて出てくる情報でもいいので集めてみると良いと思います

(僕はネットの情報に偏りがあると思ったので書籍の内容も盛り込んだ、後はChatGPTも活用した)

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コツは、戦略的模倣をそして成功事例のみを扱うこと。が推奨されてますが、

背景として存在するのはヘンリー・フォードの物語。

彼は食肉処理場でベルトコンベヤーを使って作業の効率化を図っていることを知り、
自社の車の組み立て工程にもベルトコンベヤーを採用して生産性を向上させた。
しかし、彼は食肉工場現場で着用されていた白衣までもは模倣しなかったと述べられています。

たしかに当然と言えば当然なのでしょうが、
分かりやすい事例の一つとして紹介されていました。(本書ではヘンリー・フォードの話は何度か出てきます)

成功事例を前にすると僕らはそのまま模倣してしまいがちになるのがアイデアの創造という点においてマイナスになることを懸念しての戦略的模倣です(二番煎じになるし、創造力以前の問題ですしね。)

※模倣に罪悪感を感じる点に関しても本書では触れており、創造には模倣は伴うことであると言い切ってます。先人の功績や発見から現代の科学やテクノロジーが発展しているのを見れば一目瞭然ですが、法律に触れないかといった部分だけ意識すればいい(特許など)とも述べられています。商標で守られてるものはあっても、戦略に特許があることは少ないので安心していいとのこと。とはいえ行動の結果は自己責任であることには変わりありません。事前に調べておきましょう。

選択マップ

このステップは非常にシンプルです。

前回作った 選択マップ をもとにランダムに領域内と領域外の成功事例を組み合わせて、
後はその組み合わせからどんなアイデアが出るのか?を熟考し続けるというものです

恐らくすべて埋まっている人の場合、5つの サブ課題 それぞれに5つの戦術(成功事例)が記されていると思いますが、

たかいち

この時点で3125通りの組み合わせが。。

どうするかと言いますと、

まず乱数表などを使うか、サイコロを使うかして5つのランダムな数字を抽出します。(無作為抽出)

※おすすめはGoogle検索で”乱数”と検索すると乱数生成ウィジェットが検索のトップに表示されるので、最小値を1に最大値を5にしてサンプリングすると楽かもです。

「52423」という数字が抽出できたら、

サブ課題1の戦術の5番目
サブ課題2の戦術の2番目
サブ課題3の戦術の4番目…

といった具合に組みあわせて、

「これらの戦術を組み合わたらどんな案がでるか?」
「もし自分の資産が1000万円あって、戦術を組み合わせて作ったアイデアが明日実行できるならどんなものが良いだろうか?」

みたいに問いかけ続けます。

ポイントは急がないことですね。急ぐと創造性が下がると指摘されていますし、1つの組み合わせでも時間をかければかけるほどどんどん予想外の案が見つかる

たかいち

え?この案大丈夫?笑 でも、できなくはないかぁ笑

といった案も見つかります笑(これがThinkBiggerの凄いところ

もし、今の組み合わせでいい案が浮かばなかったら別の組み合わせを試してみましょう。

僕は最低でも5つの組み合わせを試しましたよA案、B案、C案、D案、E案といった風に____

第三の眼

いよいよ最後のステップですね。
まず結論の部分を述べてしまうと、

本ステップでは「あなたが作ったアイデアを他の人に説明したときに、あなたが意図したとおりに、頭と心で理解してくれるだろうか?」という検証を行います。

この作業は、

アイデアに価値があるのか分かってもらえばいいの?
もっといいものに仕上げるためにアドバイスを貰う作業なの?

と勘違いされがちですが
そうではなく、

説明したときの相手の反応からこのアイデアは追求する価値があるのだろうか?の答えを出す作業です

ようやくここを終えて無事アイデアを実行に移せます。

たかいち

本書では最後に”おめでとう!これでThinkBiggerの6つのステップが完了した。”と言われるのですが、達成感ありますね確かに笑

最後はステップ1でやった情熱テストのように

自分はこの課題を本気で解決したいか?

と問いかけてみましょう。自信をもって「Yes」と言えたらあとは実行するだけです。

***

補足です。

アイデアは見る人によってとらえ方が全く異なります。

ここでは第三の眼(額のすぐ後ろにある前頭前野のワーキングメモリ)とされていますが、
見るという”行為”そのものには、人それぞれの前提知識によって注意が向く対象が変わるし、注意が向く対象が変われば理解の仕方も変わってくるといった解釈のもと説明がなされています。

アイデア出しというステップにおいて”第三の眼”は僕個人としてもなじみのないプロセスでした。が、理論立てて説明されており納得いく部分も多いというのもまた本音です。

第三の眼ステップが必要あるないを議論たった今ここでするくらいなら、実際に何度か試してみてから検討しても遅くないかもですね。
これが本書で言うところの「他人のアイデアに謙虚になる」ということでもあるのでしょうし。

まとめ|アイデア出しというプロセスを説明しきった本書

いやー。長かったですね。

たかいち

本は3冊ちゃんと紹介できましたね!

といっても要所で補足する程度でしたが、このタイミングで使うんだよ(使ったんだよ)といった背景がリアルに伝えれたと勝手に思ってます。

実際に僕もこの3冊を使ってアイデア出しを行いましたね。

記事の途中で紹介したBlueOceanStrategyに関して、
紹介した直後に長い中略を盛り込んだと思いますが本書もまたこれだけ凄いんだということを伝えたかったです。

特に”ERRCグリッド”や”戦略キャンバス”といったフレームワークも単体で使うだけでも効果があるなか、ThinkBiggerと組み合わせると更に相乗効果が。。

再度注意になりますが、

今回の記事は僕個人の独断と偏見がふんだんに織り込まれている(主観多め)の記事です。

保険をかけるみたいで少し不格好ですが、根本的なやり方や方法にはしたがって紹介してますので悪しからずです。(ただ丸々書くのは著作権があるので多少は省略してるし僕の解釈が入ってる)

よって参考までにしてくれると幸いですし、この本は是非ご自身で読んでみて実行する方がホントに深いところまで知れて楽しいと思います。

長くはなりましたが今回は以上です。

  • この記事を書いた人

たかいち

【現在】_ブログと配信で 自己実現 に関する情報を発信している25歳、今はブログやライティングで活動しつつ、マネタイズ経験 を活かして新しいことできないかなと考えている。ワンルームの部屋で質素に暮らすのが好き。【経歴】_未経験から独学でエンジニア転職(挫折あり) ➤ 仕事終わりにブログを毎日更新(挫折あり) ➤ ブログで月5万達成 ➤ ライターとしても活動

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