PHPをもう少し深いところまで知りたいのですが…
前回の続きにはなりますが、(→前回はこちら)
もう少し深いところまで掘り下げていきましょう。
基礎中の基礎にはなりますが、これを読み終える頃にはPHPのルールがある程度つかめていると思います。
あとはAIを活用していただくと、初心者でもそれなりものが作れたりするので
「独学をしたい!」
そんな人は是非自分なりに色々作ってみてください。
- PHPの基礎2
- AIと共同でPHPが独学できるようになる
僕はWebサイト制作の時に、HTMLだけでは動作しないことを知ったことがキッカケで
PHPの学習を始めましたが、
実際にHTMLをPHPで動かすと感動しますよ。
環境構築|Web制作に欠かせないPHP
PHPですが基本HTMLとセットで使うことがほとんどで、
このWordPressを使ったブログもPHPを利用して作られています。
本来サーバー上で動く言語になるため、プログラムを動かすためにはサーバーを介さないと動作しません。
そこで仮想サーバーを用意するところから始めます
前回の記事にXAMPPを使った環境構築の方法を紹介しています。
PCがあれば実行環境を作り出すことが出来ます。まだだよという方は確認しましょう。
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【PHP】PHPの基本的な文法とプログラムの実行方法1
2024/1/7
プログラミングに興味を持っても、 「何から始めていいのかわらん!」 という人のために簡単な実行環境の作り方と文法を紹介します。 ※実行環境は言語によって異なります 特に今回はPHPを中心に紹介します。 ...
配列とif文for文|PHPの基本文法3
今から書くプログラムはPHPになります。
<?php
?>
この中にプログラムを書きましょう。※以下省略します。
実行方法は前回の記事をご覧ください。
配列
プログラムを見やすくしたり、扱いやすくするために
配列を使えばデータをまとめて管理できます。
基本的な書き方は次の様になります。
$配列名 = array(10,20,30,40);
上記の様に定義したら、
下記の様に呼び出すことが出来ます。左から順に配列は「0,1,2,3・・・」という割り振りがされているので
$list = array(10,20,30,40);
echo $list[0];
echo $list[1];
echo $list[2];
上記の様に実行すると、「102030」という数字を表示できます。
値の代入
代入も他のプログラミング言語を勉強したことがある人なら、何となくイメージが付きそうですがこんな感じに書きます。
$list = array();
$list[] = 10;
$list[] = 20;
$list[] = 30;
"[]"の中に0と入力すると0番目に代入可能ですよ
多次元配列
これはより多くの配列を格納するときに使う書き方です。
$list = array(
array(10,20,30,40),
array(50,60,70,80),
array(90,100,110,120),
array(130,140,150,160),
);
実際に出力するために下記のコードを追加してみましょう。
echo "<pre>";
print_r ($list);
echo "</pre>";
この前後の”<pre>”"</pre>"という記述は一行ごとに改行するという意味で、
”print_r”は関数の一種で「構造をもったデータをそのまま出力する命令」です。文字列をそのまま出力する”echo”とは少し違いますね。
こんな感じに入力できるのですが、実行すると。。
見づらいですが、ブラウザではこのように表示されます。
if文とswitch文
if文の書き方ですね。
$number = 20;
if($number == 20){
echo "20ですね。";
}else{
echo "いやっ笑、20じゃないですよ?";
};
この様に書くのですが、
ifの後ろの()のなかには、条件式が入りますこの場合。「$number」に代入された数字が「20」と等しい場合に、
「ture」という値が返されます。
この時は直下の「echo "20ですね。";」が実行される。
逆に等しくない場合は「false」が返されて、「 echo "いやっ笑、20じゃないですよ?"; 」が実行されます。
実行してみると。。
次はSwitch文です。
これもルールに従って書けば簡単です。
$number = 10;
switch($number*10){
case 100:
echo "あなたが入力した値は10ですね?";
break;
case 1000:
echo "あなたが入力した値は100ですね?";
break;
default:
echo "10と100以外は受け付けないのでご了承ください。";
break;
}
この処理が適しているのは特定の値を検証したい時によく使います。if文で幅広い範囲を指定している場合は向いていませんね。
ちなみにこの処理の説明ですが、
「$number」に入力された値が10か100かを見極めるといった本当に簡易的なものになるのですが、
”switch”の後ろの()の条件式の結果が”case”の後ろの値の時その真下の処理を実行する。といったものです。
”break;”は処理が終わったらそこから抜けるという意味になります。”default:”は”case”に該当しなかった場合次の処理を実行するという意味です。
※”break””continue”のようなループ内制御文は後述します
for文とwhile文
「繰り返しの処理」を実行したいときに使います。
少し説明が大まかすぎるので、次のコードを見ていただくと分かりやすいです。
$number = 10;
for($number = 1;$number <= 6;$number++){
echo "<pre>";
switch($number){
case 1:
echo "こらっ!";
break;
case 2:
echo "こらーー!ダメって言ったでしょ?";
break;
case 3:
echo "3回目…";
break;
case 4:
echo "いい加減にしなさい。";
break;
case 5:
echo "え、ほんまに知らんで?";
break;
default:
echo "好きにしてください。";
break;
}
echo "</pre>";
}
このように6回処理が繰り返されます。
分解していくと。
for($number = 1; $number <= 6; $number++)
ここに仕掛けがありまして、
"()"の中の意味が(初期設定;条件式;後処理)という構成で、
初期設定に定義した値をもとに、条件式を実行。
結果が「true」の時だけ"{}"内の処理が実施されます。実施後には後処理の工程入って、またまた条件式に戻り、繰り返し繰り返し続けます。
次はWhile文ですね。
同じ繰り返し処理を行うプログラムなのですが、使い分けのポイントは
繰り返す回数が「決まっている→for文、決まっていない→while文」といったケースで使い分けをします。
実際に見ていただきましょう。
$number = 3;
while($number <= 10){
echo $number;
$number++;
}
こんな感じになります。
for文より見た感じ分かりやすいですよね。”()”の中の条件式が「false」になるまで処理を実行します。
ループ内制御文
for文やwhile文を説明しましたが、
その中使用する制御文について解説します。
- break文 ループから強制的に抜け出す
- continue文 ループの先頭に戻る
配列で6つの数字を格納し、
次に”for”を使って配列の中の数字で「0より小さい値」が出たら「true」が実行されてbreak文で抜けるというプログラムですね。
関数|PHPの基本文法4
「関数」とは?から説明しますが、
プログラムを書くときにやっぱり楽をしたいと考えるのが人間で、
サボりたいではなく、効率化をしたいですね。
例えば、
通勤するときもゴールが一緒なら近道を使ってより時短にたどり着く道のほうが良いのと一緒で、
PHPでは一度書いたプログラムをパッケージ化し、また必要になった時にいつでも呼び出すことが出来ます。
関数について
関数には2種類あって、
- 組み込み関数:PHPであらかじめ用意されているもの
- ユーザー定義関数:僕らが自分で作るもの
使う場面によって使い分けます。(→組み込み関数はPHPの関数リファレンスをどうぞ)
早速ですが、関数の簡単な処理の考え方ですが、次のようになります。
「引数」を使って関数にデータを渡し、
処理されたものが「戻り値」として返ってくる
これだけです。
参考までにコードを、、
function r($data){
$answer = 8 * $data;
return $answer;
}
$signal = r(9);
echo $signal;
これは引数に渡した数字の9を八倍したものを”return”(戻り値)として返してくれるものです。
それをそのまま出力しているので
引数や戻り値を書かない書き方もあります。
引数の”r( )”の中を空白にしたり、”return”を書かなかったり、ですね。
変数が適応される領域|スコープ
関数外で定義した変数は関数では使えません。
逆に関数内で定義した変数は関数外では使えず、別物として扱われます。
$data = 10;
function r(){
echo $data ;
}
r();
これを実行すると、
エラーになります。
どうしても使いたい場合は、、グローバル変数という定義方法があります。
※逆はローカル変数
$data = 10;
function r(){
global $data ;
echo $data;
}
r();
前に”global”って書くだけか!
シンプルですよね。
【まとめ】基本があればAIとセットで独学できる
AIの成長が近年すごいと思いますが、今後指数関数的に更に成長すると思われます。
もしAIが使える環境にある人は、
紹介した基礎があるだけでも後はAIに疑問を投げかけてあげると、何かしら作れたりします。
独学で学習している人にとってはAIは便利だとおもいますよ。
自分で改変して書いてみると没頭できます笑
実際に書いてみると本当に面白いので、
XAMPPで環境構築を行って試してみてください。
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【PHP】PHPの基本的な文法とプログラムの実行方法1
2024/1/7
プログラミングに興味を持っても、 「何から始めていいのかわらん!」 という人のために簡単な実行環境の作り方と文法を紹介します。 ※実行環境は言語によって異なります 特に今回はPHPを中心に紹介します。 ...